太陽光発電が注目を集める理由は?


1962年から25年間サウジアラビアの石油鉱物資源相でありながらOPECの閣僚であったアハマド・ザキ・ヤマニ(Ahmed Zaki Yamani)は、化石燃料の枯渇に関係なく、より安価な新エネルギー源が早いスピードで既存のエネルギー源に代わるだろうと予測しました。

彼の予測はグローバルエネルギー市場で実現されつつあります。次世代のエネルギー源として浮上している太陽光発電は、価格競争力の面ではすでに化石燃料を追い越しています。安いだけでなく環境にもやさしいエネルギー源です。

なぜ太陽光発電が注目されているのでしょうか。

低価格の設置コストで未来の太陽光発電量の増大を期待


太陽光発電所の建設費用のおよそ半分を占める太陽光モジュールの価格は、この40年間99%値下がりし、2013年度は0.74ドル/Wpと、1977年の76.67ドル/Wpに比べ1/100になりました。値下がりのスピードとともに全世界で太陽光発電所の新規設置が急増し、2015年現在の累積設置量は15年前に比べて180倍以上増えました。

メンテナンス費用の削減でコストパフォーマンスの高いエネルギーを生産

太陽光発電が猛スピードでグローバル電力市場のシェアを拡大することができた理由は、設置費用の競争力だけではありません。太陽光は、石炭、ガス、石油などの伝統的な化石燃料とは異なり、無限なる資源である「太陽光」を資源としているため、25年以上の運用期間中、原料費がかかりません。また、システムで稼働される部分、つまり可動部品の数が少なく、特別管理が必要な要素が少ないため、オペレーション期間中のメンテナンスコストの支出を大幅削減できます。


エネルギー業界では、それぞれ異なる発電源間の開発・建設・運営に投入される諸費用を現在の価値で換算した「システム・ライフタイム・コスト(System Life-time Cost)」を比較しやすくするため、「均等化発電原価(LCOE、Levelized Cost of Energy)」という概念を使います。

国連環境計画(UNEP)によると、2015年~2016年、太陽光エネルギーの均等化発電原価(LCOE)は17%下落しました。実際、米国とイギリス政府が発表した発電源別のLCOEの分析資料によると、先進国市場における太陽光エネルギーのLCOEは、その他の発電源の中で最も安価な水準であります。

無限なる可能性を秘めた次世代エネルギー、太陽光発電


また、太陽光発電は、他の発電源に比べ極めて許認可および工事の期間が短く、環境にやさしく、3kW級の住宅用太陽光発電システムから500MW-1GWの超大型発電システムに至るまでの多様な規模への適用が可能であり、データを活用した的中率の高い日射量の予測が可能である等の強みがあります。最近では、各国の政府および自治体が積極的に支援していることから、成長可能性が最も高いエネルギー部門として認められています。

ハンファQセルズのCFOであるソ・ジョンピョ常務によると、気候変動に関するグローバルな認識の改善により、太陽光エネルギーの需要は、引き続き拡大すると見られます。無限なる可能性を持つ太陽光発電は、より一層環境にやさしく合理的な価格のエネルギーの生産により、再生可能エネルギー産業の発展において中心的な役割を担っていくと予想されます。

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