ハンファケミカルとイラクが石油化学工場建設に関する基本合意書に署名
  • - エタンガス産出地域への直接進出により、強力な価格競争力の確保へ
  • - エタンガス産出地への地理的な近接性が大幅な価格削減のカギ


[2013年12月23日] ハンファケミカル(最高経営責任者: バン・ハンホン氏)は、韓国企業として初めて、イラク石油化学業界に参入することになりました。12月19日に、ハンファケミカル最高経営責任者のバン・ハンホン氏とイラク工業省副大臣のモハメド・ザイン氏は、ソウル市内のハンファ本社にて、エタン、天然ガソリン、石油化学製品をイラクで製造するためのエチレン製造施設(クラッキング・センター)の建設に関する基本合意書に署名しました。

ハンファケミカルは、投資合計額はおよそ400億米ドルにも上ると予測しており、分解能力100万トンのエタンおよび天然ガソリン分解施設を建設したのち、ポリエチレンなどの石油化学製品を製造する大規模工場の建設を進める計画です。現在、ハンファケミカルは麗川(Yeochun)NCC分解施設を運営しています。同センターは韓国の大林産業(Daelim)との共同ベンチャーで、年間190万トンの分解能力と80万トンのポリエチレン製造能力を誇ります。この基本合意書の締結により、ハンファケミカルはイラク政府との協力のもと、本プロジェクトの実現可能性について詳細な研究を進める方針です。

このベンチャーの目的は、原料をより低コストで入手することです。近年、中東および北米からのエタンガス製品の普及により、ナフサ原料(原油)製品のコストが下がっており、実際、エタンガス製品はナフサ原料製品よりも30~50%ほど安価です。石油化学業界は、競争力を保つため、価格競争力の確保に全エネルギーを費やしています。ハンファケミカルは、エタンおよび天然ガソリンの産出地域に直接進出し、大規模な製造施設を建設することにより、中東や北米の製品と同等の価格競争力を確保する方針です。イラクは安価な原料が豊富なことで知られていますが、この地域では石油化学産業がまだ完全には発達していないことから、ハンファケミカルはここに潜在的な成長の可能性を見いだしました。

このプロジェクトは、ビスマヤ新都市プロジェクトで築いたイラク政府との密接な関係をもとに実現しました。イラク政府は、ビスマヤプロジェクトでのハンファグループの熟練した技術と熱心さに強く感銘を受け、ハンファが信頼できるパートナーであるという認識を深めました。

ハンファケミカルは、中東での事業経験を持つ初めての韓国の石油化学企業です。ハンファケミカルは、2009年、サウジアラビアの石油化学企業シップケム社との共同ベンチャーであるIPC(International Polymers Co.)を設立したことで、サウジアラビア市場への進出を果たしました。商業製造は来年の第1四半期に開始し、年間製造能力は20万トンと予測されています。

ハンファグループ(Hanwha Group)

1952年に設立されたハンファグループは、韓国トップ10の大企業の一つであり、「フォーチュン・グローバル500」 企業にも選ばれています。ハンファグループには56の系列会社と226の海外ネットワークがあり、製造・建設、金融、サービス・レジャーの3つの部門でビジネスを展開しています。60年以上に渡って業界をリードしているハンファの製造・建設ビジネスは、基礎化学や応用材料から、不動産開発や太陽エネルギーの総合ソリューションまで幅広い分野に及びます。金融部門では銀行、保険、資産運用、警備サービスを提供し、韓国第2の非銀行系金融グループとして位置しています。ノンバンク金融部門では韓国第2のグループサービス・レジャー部門ではリテールやリゾートビジネスをはじめとし、上質なライフスタイルを
彩るサービスを提供しています。

詳細情報: www.hanwha.com

ハンファケミカル

ハンファケミカル(Hanwha Chemica)lは、韓国で初めてポリ塩化ビニル(PVC)や低密度ポリエチレン(LDPE)、クロールアルカリを製造した企業です。1965年の設立以来、石油化学の基本製品を製造し、半世紀に渡りさまざまな産業の基盤として展開してきました。ハンファケミカルは、韓国化学業界の成長を牽引し、世界市場で高まる需要に応えるため戦略投資を増やしています。

詳細情報: hcc.hanwha.co.kr/eng/index_eng.jsp

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