ロボット工学のパラダイムを変える
ハンファの協働ロボット


[2018年7月19日] ハンファ精密機械のHCRシリーズ協働ロボットは、2017年の発売直後、大きな反響を巻き起こしながら速いスピードでマーケットシェアを拡大している。HCR協働ロボットは、エレガントなデザインと多彩な機能でグローバル顧客と販売代理店の注目を浴びた。

ハンファ精密機械・ロボット事業部をリードするチャン・ウソック部長に、ハンファのロボット事業の未来と技術について詳しくインタビューをした。

ハンファ精密機械ロボット事業部のチャン・ウソック部長が、HCR-3協働ロボットの技術力を説明している

ハンファ精密機械ロボット事業部のチャン・ウソック部長が、HCR-3協働ロボットの技術力を説明している

協働ロボットのコンセプトについて簡単にご説明下さい


産業現場でヒトをサポートするために造られた協働ロボットは、正確性と一貫性を要する単純繰返し業務を処理します。つまり、協働ロボットがヒトに代わって単純繰返し業務を行い、ヒトがより主観的な判断や柔軟性が求められる仕事に集中できるようサポートするのです。

ハンファ精密機械は、これまで3種類のHCR協働ロボットを発売しており、それぞれ3kg、 5kg、12kgの重量を持ち上げることができます。これらのHCR協働ロボットは、コンパクトサイズであるため移動が便利であり、膨大な範囲の作業に利用できるなど多様な業務へのサポートが必要な中小メーカーに理想的なモデルであるといえます。

ハンファがロボット産業に参入したきっかけは


ハンファグループは、第四次産業革命への対応としてロボット産業に参入しました。ロボット産業の多様な分野の中でも当社は協働ロボットにフォーカスを当て、昨年、国内初の協働ロボットのHCRシリーズを世に出しました。

エネルギーや産業用装置、CCTV防犯・監視カメラなど様々な産業分野に関心があるハンファグループは、これら分野の市場形成と先導に向けて精密機械、モーションコントロール技術、対象物認識ソフトウェア、自動ナビゲーションなどの分野の専門性を高めています。

これらすべての中心にあるのがロボット産業です。

このように多様な産業知識や経験、技術を基にロボット事業部が成長し、HCRシリーズのような製品を市場に出すことができました。特に、ロボット工学分野とソフトウェア開発に非常に高い専門性を持つ人財を有し、協働ロボット技術の開発(R&D)を速く進めることができました。

シンガポールの合弁工場で、協働ロボット「HCR-5」を生産し東南アジア市場に供給する予定

シンガポールの合弁工場で、協働ロボット「HCR-5」を生産し東南アジア市場に供給する予定

製造産業における協働ロボットのメリットは


既存の産業用ロボットにできる作業は非常に限られていました。例えば、何かを動かすためには、そのためのコンピュータープログラムを作成する必要がありました。また、その何かがクギやネジに変われば、それに合わせて新しくプログラムを作成しなければなりません。しかも別の場所へ移動する場合は、組み立て工程を止め、重機を持ち込まなければなりません。

これらすべてに時間と費用がかかります。

ところが、HCR協働ロボットシリーズは、このような煩わしいプロセスを一度に解決します。HCR協働ロボットはユーザーフレンドリーなインターフェースを備えているため、使い方のマスターに一日もかかりません。また、HCR協働ロボットのワークフローのセットや変更が必要な場合は、必要な項目をクリックするだけで変更できます。

顧客に対して協働ロボットについてぜひ伝えたいことがあるとすれば?


おかげさまでHCRシリーズは良い反響を呼んでいます。HCRシリーズならではの最大の長所は、ユーザーが単一のコントロールユニットで二つのHCR協働ロボットを操作できることです。これは、オペレーションコストを最大10%削減できる効果もあります。また、HCRシリーズは操作が容易であるため、生産性向上にもつながります。

顧客はHCR協働ロボットの優雅なデザインを最も高く評価します。通常の工業用機械は、突出部があって、ぶつかったりケガをする危険性がありますが、HCRは滑らかな曲線で作られていて、安全かつ美しくデザインされました。

2017 iFデザインアワードの製品デザイン部門で受賞したHCR協働ロボット

2017 iFデザインアワードの製品デザイン部門で受賞したHCR協働ロボット

産業デザインは、目に見える安全性だけを重視しているわけではありません。ヒトが協働ロボットと作業するとき、安全かつ快適であると感じる必要がありますので、HCR協働ロボットは、より安全でやさしく感じられるようにデザインしました。HCR協働ロボットと作業するヒトに恐れを感じさせてはなりません。

そういう面でHCRシリーズは、とても安全な製品です。HCR協働ロボットは、ヒトの近くで作業をサポートしますが、衝突自動検知ソフトウェアがあり、衝突を検出した場合、即座に稼働を中断します。これは、顧客の多数を占めている中小メーカーの経営者にとって大変重要な要素です。

協働ロボットの今後の見通しは


ハンファ精密機械は、製品にAIやビッグデータ、IoTをどのように融合させ、実際どのように適用・活用できるかについて研究しています。ハンファグループに多様な産業群と系列会社があることは大きなメリットです。

多様な系列会社のフィードバックに耳を傾けながら実際協働ロボットがどのように業務に適用され、今後どのように発展させていくか協議しています。当社の協働ロボットは、ハンファの工作機械工場や化学工場でも活用でき、分散製造と連続生産を行うことができます。これにより、HCRシリーズが実際どのように使われ役立っているかお示しできるため、結果としてより多くのお客様を誘致できます。

今後の開発計画は


当社の最終ゴールは、協働ロボットがあらゆる業務をほぼ自動で処理できるようにAIを開発することです。AI適用の協働ロボットはいかなる状況や条件下においても最も容易に業務を行うことができます。

初の産業用ロボットの開発から60年が経ちましたが、前述の通り特定の業務環境によってプログラミングをしなければならず、実際の活用範囲は広くありませんでした。ロボットのオペレーションシステムにAIやディープラーニング技術が取り込まれるようになってからはまだ2年半も経っていませんから。

AIとディープラーニング技術によって、遠からずロボット産業に大きな地殻変動が起きるものと見込まれます。本来なら5年や10年サイクルで起きるだろうと想定していたのですが、前倒しになりそうです。以前なら「あと数年はかかるだろう」と思われた技術がもう現実化しているのですから!

現在の協働ロボットのマーケット需要は


フィーチャーフォンからスマートフォンへと時代が変わったように、ロボット市場も今後数年で大きなパラダイムシフトがあるだろうと見ています。いくつかの単純な業務をやりこなすロボットから何もかも処理できるロボットが登場するのです。

協働ロボット市場は、まだ初期段階にあり、小規模ですが、これから成長する可能性が非常に高い分野です。現在は、欧州と東南アジアの市場が成長する可能性が高いものと見て、ビジネスを進めています。

短期目標は当ロボット事業部のマーケットシェアを毎年倍増させることで、長期目標は協働ロボット分野における世界的なリーディングカンパニーになることです。第四次産業革命の追い風に乗り、自動車とスマートファクトリーを中心に技術トレンドをリードする企業となる可能性もあります。

ハンファは国内にとどまらず、ロボットのグローバルマーケットをリードする企業となります。

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